<道交法改正試案>3.5~7.5トンに「準中型免許」

2015-01-17

 警察庁が15日公表した道路交通法の改正試案に、中小型トラック(車両総重量3.5~7.5トン)を対象とする「準中型免許」の新設が盛り込まれた。従来の運転免許は普通(5トン未満)▽中型(5トン以上11トン未満)▽大型(11トン以上)--の3区分だったが、普通と中型の間に新たな区分を設ける。

 コンビニなどへの配送に使われる小型トラックが保冷装置などの影響で5トンを超えることが増え、普通免許で運転できないケースが出てきたため、運送業界などが見直しを求めていた。

 準中型免許は18歳から取得できる。新区分創設に伴い、今後取得した普通免許で運転できるのは3.5トン未満に限られる。

 また、酒気帯びや過労運転に対する免許の仮停止(30日間)処分の範囲を広げ、死亡事故だけが処分対象だったのを、けがをさせた場合も対象とする。

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