サンゴ密漁 鳥島沖100キロ追跡12時間後に停船逮捕

2014-12-24

 伊豆諸島南部・鳥島付近の領海内で違法操業したとして、海上保安庁は21日午後、中国サンゴ漁船の船長を外国人漁業規制法違反(領海内操業)容疑で現行犯逮捕しました。今年10月以降、小笠原・伊豆諸島周辺で逮捕された中国人船長は10人目で、領海内操業容疑での逮捕は4人目。サンゴ密漁問題で罰則を強化した同法改正法の施行後では初めてだそうです。

 今年9月以降、小笠原・伊豆諸島の周辺海域でサンゴ密漁を繰り返した中国漁船は先月末にいったんゼロになり、今月1日、7日に小笠原周辺で各1隻が確認された後、姿を消していました。その後、鳥島沖で17日、18日に各1隻、19日には計3隻が確認されており、21日に船長が逮捕された漁船はそのうちの1隻とみられます。

 海保は16日にも、沖縄本島南東の排他的経済水域(EEZ)内で、小笠原がある東に向かって航行する計11隻の中国漁船団を発見。サンゴ密漁目的で小笠原近海に向かっている可能性があるとして警戒を強めています。

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