<王将戦>郷田、地力で激戦制す
重厚な棋風は高く評価されながら、無冠が続いた「羽生世代」の実力者がついに新王将に--。青森県弘前市の市民会館で指されていた第64期王将戦七番勝負の最終第7局は27日夜、郷田真隆九段(44)が渡辺明王将(30)の攻めをかわして反撃、肉薄の勝利を収めた。
四段だった1992年、谷川浩司王位(当時4冠)を破って初タイトルを奪取して以来、20年余りにわたって第一線で活躍する実力派である。しかし好不調の波が大きく、同世代の羽生善治名人(44)、森内俊之九段(44)に比べてタイトル獲得数は今回の王将を含め、まだ5回と、大差をつけられている。
これまでも名人戦に2回、王位戦で1回の計3回、最終局決戦を経験したが、いずれも惜敗。逆に渡辺は過去4回の最終局決戦に勝利した実績があった。この日もそうしたジンクスが指摘された。
しかし今期の郷田は充実していた。第1局こそ渡辺の研究手に屈したものの、逆転負けを喫した第2局以降は内容面で渡辺を上回っていた。第5局でも逆転負けし、カド番に追い込まれたが、劇的な勝利でタイに追いついた第6局が大きな潮目となった。第7局でも積極的に攻め合い、渡辺の反撃をかわして逆転を達成した。
指し手に妥協がないところは若い頃と変わらないが、自身を鍛錬して集中すれば結果がついてくることを実践してみせた。40代で初挑戦して王将を獲得したのは郷田が初めてである。
羽生を頂点とする40代半ばの「羽生世代」の活躍は20年以上続く。郷田も地力を見せてくれるに違いない。
(毎日新聞より)

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