派遣社員の受け入れ緩和へ?

2014-10-14

現在は3年となっている企業の派遣社員の受け入れ期間の上限を廃止する労働者派遣法改正案が秋の臨時国会に提出されました。

政府は2015年4月の施行を予定しています。

これに対して、民主党など野党は「派遣労働を生涯続ける人が増える」と反発しています。

現在、企業が派遣社員を受け入れる期間は、通訳や秘書などの専門的な業務を除き、同じ職場で3年が上限となっています。

改正案では上限や専門業務かどうかの区分を撤廃。

派遣労働が可能な全ての業務に対し、3年ごとに働く人を入れ替えれば、派遣社員をずっと使い続けられるようになります。

派遣社員から正社員になる途が閉ざされたり,正社員から派遣社員に置き換える傾向が進むことなどが懸念されています。

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