元警部補、収賄も有罪=捜査情報漏えい事件―福岡高裁

2015-02-27

 暴力団関係者に捜査情報を漏らし現金を受け取ったとして、収賄や地方公務員法違反などの罪に問われた元福岡県警警部補中村俊夫被告(51)=懲戒免職=の控訴審判決が27日、福岡高裁であった。林秀文裁判長は、収賄について無罪とした一審福岡地裁判決を破棄、有罪と認定し懲役2年6月、執行猶予5年を言い渡した。

 また、贈賄罪に問われた暴力団関係者の男2人の一審無罪判決も破棄し、審理を同地裁に差し戻した。

 一審判決は収賄について、「被告の捜査段階の供述は取調官の誘導に迎合したことが否定できず、信用できない」としたが、林裁判長は「供述内容に不自然な点や不合理な点はなく、客観的な裏付けもあり信用性は高い」と判断した。 
(時事通信社より)

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