いじめ訴訟が和解=京都市が遺憾の意

2015-03-28

 通っていた市立中学校でいじめられ、難聴と不安障害になったとして、京都市伏見区の少年(18)が当時の同級生ら5人と市を相手に1000万円の損害賠償を求めた訴訟で、原告側は27日、京都地裁で10日に和解が成立したと発表した。

 原告側代理人によると、5人はいじめ行為を謝罪し、和解金計240万円を支払う。

 市は27日、校内での暴行により少年が精神的苦痛を被ったことに遺憾の意を示し、「生徒が安心して学校生活を送ることができる学校づくりに努める」などとした文書を原告側に手渡した。

 記者会見した少年の父親(44)は「提訴から約2年、証拠を一つ一つ積み上げてきた。一定の成果は出たと思う」と話した。
(時事通信社より)

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